黄瀬しのぶ
中高一貫の私立の女子校に通う3年生。部活は帰宅部。
おしとやかな性格でみんなを後ろから見守っている。
・《たつひこ》君以外のみんなとは同級生でした。今は違う中学なので、会うのは久しぶりです。
・親は先祖代々受け継がれてきた土地を大事にしている地主です。小学生の時に気取らずに接してくれたのがみんなで、けれど、ピアノのレッスンや家庭教師もあるしなかなか遊べなくて、たまに抜け出して遊んでいました(笑)。
・葬儀場には予定時刻の10分前に到着しました。すると、喪主の明爺さんが「リボンをつけておるね……」と。今日は地味だけどワンポイントで髪を結んでました。そして、封筒を受け取り、その封筒を開くと、そこには1枚の便箋が。
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君への過ちを詫びたい
あの日と同じ、夕陽が綺麗な展望台で待っている
会えなければ諦める さすけ
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《さすけ》君の名前にドキッとしました。ですが、私には心当たりがありません。小学生の頃からリボンと言えば《ねね》ちゃんです。おそらく《さすけ》君は《ねね》ちゃんに手紙を宛てた? どういう関係……?その場にいると考えがまとまらずボーっと葬儀場から南に歩いていると、《たつひこ》君に遭遇。一緒に葬儀場に向かいました。私は咄嗟に手紙を隠しましたが、そのまま持ち歩くのも心苦しく、そっと封筒を道すがらに捨てました。念のためマジックで修正をしましたが《たつひこ》君と話しながらなので、上手く消せたのかは定かではありません。葬儀場には、すでに《そうま》君と《ねね》ちゃんが待っていました。
・再会したみんなは神妙な顔をしていました。もしかしたら何かしら隠していることがあるようにも思えます。
・展望台はこの町の「自然公園」にあります。
※最初の調査フェイズでは「自然公園」を選びましょう。
●他の人への印象
・さすけ君
好きです。6年生の6月ごろから、中学受験に向けて図書室で自習をすることが多く、私もさりげなく同席していました。同じ学校に行きたかったけど……。
・そうま君
《さすけ》君くらい運動がすごかった。馴れ馴れしい。
・ねねちゃん
かわいくて明るくて町の人気者。学校は離れたけど、今でもメールなどでやりとりをしています。よく《さすけ》君の視線が彼女を追っている気がして、気になっていました。
・たつひこ君
絵を描くのがとても上手でした。
・玲兄さん
以前からあまり元気が無いように見えました。